タイワンタガメ

学名 Lethocerus indicus
分布 東南アジア
体長 メス約7.8cm オス約7cm

▲デュビアを捕食。

アジアの水生昆虫の王様。
しかし食用昆虫としての方が名高い。

飼育は困難で、日本のタガメよりもはるかに薬物に弱く、水道水の直接使用や薬浴した可能性のある餌生物を与えるのはご法度。また、脱走の名人で、蛍光灯を載せたガラスブタぐらいなら軽く持ち上げて逃げ出し、部屋の隅で干からびてしまう事故にも要注意。

大きな図体をしていながら、性格は臆病で落ち着きが無く、人の気配を感じると逃げようと水槽狭しと泳ぎ回る。

と、まぁ、飼育下手の私では少々手に余る昆虫で、何度か飼っては殺してしまっているが、次は汚染の恐れの無い自家繁殖させたデュビアを餌にして、今度こそ長期飼育を成功させてやろうと思っている。

現地では食料品として(日本人にとっては)安く大量に売られているので、原価を知って、この気難しい大食漢をわざわざ飼育繁殖させる意欲を萎えさせてしまった人も居るかも。